大切な人に不幸が訪れた時
できることは何だろう
何をしてあげられるだろう
話を聞いてあげること
一緒に泣いてあげること
声をかけることもできなければ
一体何をしてあげられるだろう
どんなに辛いことでも
簡単に気持ちを理解することはできない
経験しないと分からないことはたくさんある
不幸を一緒に背負うことも
代わってあげられることも出来なければ
役に立つことはあるのだろうか
何かをしてあげたくても
本人が望まなければ
それはただの自己満足なのかもしれない
解決するのに時間が必要なら
そっとしておくことが
一番良いのかもしれない
自ら話をしてくれるのならば
苦しい気持ち
悲しい気持ちを
少しでも軽くしてあげたい
思い切り泣きたいのであれば
誰からも見えないように壁になり
気が済むまで一緒にいてあげたい
涙も流せなくなり
心の言葉を話すことが出来ない
そんな時は
そっと抱きしめてあげたい
何かをしてあげたいと思う
それは言葉で表す必要はないのかもしれない