いつの間にか閉ざしていた
閉じていることにさえ気づいていなかった
何個も何個も何重にも
たくさんの扉が出来ていた
簡単には開かない
開け方もわからない
いつからか閉ざしてしまった心
心を閉ざした理由はあるだろう
小さなこと大きなこと
何かあったことで
その都度心を閉ざしてきたのかもしれない
自分の力で開けることが望ましいはず
だが開け方もわからなくなってしまった時
誰かに頼りたくなってしまう
時には誰かに甘えたくなる
手を差し伸べてくれる人はいるだろうか
冷たく凍った心を溶かし
何重にもたちはだかる扉を開け
自然体の自分でいられるように
温かいぬくもりで包んでくれるような人
時には誰かに頼ってもいい
頼ることも勇気がいること
自分で時間をかけて開けるより
誰かが開けるほうが簡単に開くかもしれない
出来れば自分の力で
時には誰かの力で
ありのままの自分でいられる日まで